FRPの総合メーカー モリマーマテックス株式会社

製品情報

FRPグレーチング Q&A

大分類 詳細の質問 回 答
1.素材 1.標準的なグレーチングの材料構成はどういうものですか 一般タイプ及びクリアタイプは不飽和ポリエステル樹脂(UP)とガラス繊維(GF)が主材料です。耐食タイプはビニルエステル樹脂(VE)とガラス繊維(GF)が主材料です。
難燃タイプは一般タイプをベースに難燃性充填材を添加しています。
2.グレーチングはどうやって作るのですか 溝を掘ってある型に、連続した繊維と樹脂を一筆書きのように入れて行き、樹脂が硬化した後に、製品を型からはずして成形します。
3.標準的なグレーチングの色は 一般タイプは「ライトグレー(マンセルN7.5近似)耐食タイプは「ベージュ」クリアタイプは「半透明色(ライトグリーン半透明)」です。
4.特殊色で製造可能ですか ご注文によって可能です。製品の成形段階から着色する方法と、標準色で成形された製品に後塗装で色を着ける方法があります。ご相談下さい。
5.そりとねじれはどの程度ですか 成形硬化の際に、樹脂の収縮作用があるため、そりやねじれが生じることがあります。詳細はご相談下さい。
6.表面に微細な割れ、傷や気泡があることがあるのはどうなのですか FRPグレーチングの成形は手作りで行われています。成形時に若干の気泡残りや、成形時における硬化収縮によりわずかながらクラックや気泡が発生しますが、この気泡やクラックは強度面への影響はありません。
7.使用済のグレーチング材はリサイクルできますか リサイクル可能です。リサイクル方法は弊社もしくは、(社)強化プラスチック協会へおお問い合せ下さい
8.材料に有害物質は含まれていませんか 現在まで環境面や、人体に悪影響を与えるとされたことはありません。
9.表面は研磨してるのですか 弊社製FRPグレーチングは、両面共に研磨しています。
10.ガラス繊維が表面にでてきませんか 経年による劣化(例:紫外線による影響)による、表面樹脂分の低減等により、ガラス繊維が出てくることがあります。
11.ガラス繊維に有害性はありませんか IARC(国際がん研究機関)で、ガラス繊維(GF)は発がん性における評価は、グループ3(ヒト発がん性に分類し得ない)となっています。
12.破断した時に、ガラス繊維は見てわかりますか 切断した際にガラス繊維は、パウダー状や短い繊維状に飛散します。飛散したガラス繊維は光に当たると、キラキラして見えます。
FRPグレーチングを切断する際は、ガラス繊維を飛散させないよう集塵することが必要です。
13.グレーチングの高さはどのくらいまで可能ですか 弊社製FRPグレーチングでは高さ(厚み)80mmを製作した実績があります。
14.最大寸法はどのくらいまで可能ですか 弊社製FRPグレーチングでは1750mm×4500mm×高さ、(厚み)60mmの実績があります。
また、2000mm×2000mm×高さ(厚み)80mmや1007mm×4407mm×40mmもあります。
2.形状 1.標準的なグレーチングの升目と開口率は GS4040  40mm× 40mm(升目芯々寸法)
33mm× 33mm(開口寸法)7mm面側 開口率67%
GS2525  25mm× 100mm(升目芯々寸法)
18mm× 93mm(開口寸法)7mm面側 開口率68%
GS8040 83.3mm×83.3mm(升目芯々寸法)
76.3mm×76.3mm(開口寸法)7mm面側 開口率84%
2.標準的なグレーチングの寸法は GS4040 1007mm×3007mm×40mmGS2525 1007mm×3007mm×25mmGS8040 1007mm×3007mm×40mm
3.他にどのような種類がありますか GS4025 1007mm×3007mm×25mm
GS2525逆目 1007mm×3007mm×25mm
(GS2525とマス目方向が90°方向違い)
4.特殊な形状・好きな形はできますか 金型製作からであれば、大きなサイズや専用サイズを製作できるものもあります。詳細は、お問い合せ下さい
3.性能 1.グレーチングの耐久性・耐候性は 試験装置による促進暴露試験と屋外暴露の結果から、FRPグレーチングの強度面での寿命は、約20〜30年程度と予測しています。
(使用環境により異なりますので、保証値ではありません。)外観上は、紫外線による劣化で黄変がみられるのは、約5〜10年となります。これは塗装によって改善することができます。(設置場所・紫外線量により異なります)
2.グレーチングの電気絶縁性は 一般のFRP材料と同様に、FRPグレーチングも電気絶縁性があります。
3.グレーチングの電波透過性は プラスチック全般がそうですが、FRPグレーチングも電波透過性があります。
4.磁性はありますか プラスチック全般がそうですが、磁性体は含まれていませんので、FRPグレーチングも磁性体ではありません。
5.耐衝撃性はどうですか FRPグレーチング全面で受けるような衝撃には、ある程度耐力がありますが、鋭利な先端が突き刺さるような衝撃や極端に大きな落下荷重には制限があります。詳細はご相談下さい。
6.耐熱性はどうですか FRPグレーチングの耐熱温度は65〜80°程度となります。
高温でのご使用の場合は、特殊な樹脂材料を選定することが必要ですので、ご相談下さい。
7.耐薬品性が必要な化学プラントで使えますか 一般タイプ(不飽和ポリエステル+ガラス繊維)と、耐食タイプ(ビニルエステル樹脂+ガラス繊維)が使用できます。薬液・温度により使用できるタイプが異なりますのでお問い合わせ下さい。
8.有機溶剤(シンナー、アセトンなど)で洗浄できますか 若干の汚れでしたら、アルコール、シンナー(トルエン・キシレン)及びアセトンをウエスにしませて拭くなどの方法で落とせます。長時間溶剤に浸漬するようなことは、避けて下さい。
9.防火認定はとれていますか 防火認定はとれていません。
10.難燃性の製品はありますか JIS-K6911 A法に準拠した難燃タイプをご用意しております。
11.耐荷重は、その計算方法は 使用するFRPグレーチングの種類・荷重条件・支持スパンにより、異なります。
ダウンロードカタログで目安を示しています。
詳細については、条件をご提示頂ければ、弊社にて検討することができます。
12.製品の品質(主に強度)の安定性は グレーチング1枚1枚は、品質管理をしながら製造しておりますので、十分安定した品質を保持しております。
13.グレーチングの性能は認定されていますか 社団法人強化プラスチック協会グレーチング部会としての認定証を受けています。
14.グレーチングの軽量性・強靱性は 比重約1.6〜1.7ですので、同寸法とした場合の鋼製グレーチングと比較すると、約1/4の軽量化が図れます
15.乗用車が乗っても大丈夫ですか 条件によっては短期間の使用は可能ですが、小石や砂等により、欠けや摩滅の恐れがありますので、長期使用には不向きです。
16.どのような品質管理をしていますか 原材料の受入れ検査、製造工程の管理、製品の外観検査、寸法測定・抜取強度試験を中心に品質管理を行っています。
17.グレーチングの安全性はどうですか 事前に設計検討を行った上で、設計に従って、下地材への固定を確実にして頂ければ、安全に使用することができます。
固定方法、下地材等の不明点はおお問い合せ下さい
18.☆☆☆☆(4スター)の認定はとれていますか(VOC) 内装用建材として、FRPグレーチングは☆☆☆☆の対象外となっています。
ご使用にあたってはご相談下さい。
4.加工 1.自分で切断加工できますか 切断工具(電動工具 丸鋸・サンダー・ジグソー/エアーツール等)により、切断可能です。切断個所の仕上げとして、サンダーやサンドペーパーで仕上げすることをお勧め致します。
2.塗装はできますか、色は指定できますか 塗装可能です。「日本塗料工業会色見本帳」「PANTONE®」「DICカラー®」や、「現物色見本による色合わせ」により色指定できます。塗料は「アクリル変性ウレタン塗料」や「フッ素塗料」が一般的です。
3.クラックや欠けの補修はできますか 樹脂パテや樹脂材料による補修が可能です。ただし、クラックや欠けの大きさ、箇所数により、現品交換が、良いと判断されるケースがあります。
4.補修材は何を使いどのようにやるのですか 樹脂パテや樹脂材料となります。
5.現場加工ができますか 切断加工であれば現場加工も可能ですが、FRPプレート接着や、特殊加工は、工場加工が良いケースが多くなります。
6.接着は可能ですか FRPグレーチング表面にFRP板を接着する事は可能です。ただし、厚み・大きさに制限がありますのでお問い合せ下さい
接着だけでグレーチング同士を結合することはお奨めできません。
7.曲げ加工ができますか FRP(ポリエステル樹脂+ガラス繊維)は熱硬化性プラスチックの為、加熱による曲げ加工や、自然曲げ加工(コールドフォーミング)は不可能です。
5.設計 1.固定方法はどうですか 弊社製取付金具による固定、もしくはFRPグレーチング側面に開けた固定用穴で固定する方法となります。
2.固定金具の種類はどうですか 各製品ページから,担当者までお問い合わせ下さい。
3.固定金具、ボルト類の材質は何ですか SUS304を標準としています。(標準在庫)特注仕様としてSUS316もご用意できます。(受注生産)
4.設計荷重の計算方法はどうですか 条件を提示いただければ計算いたします。
5.クローズエンドとオープンエンドとは何ですか クローズエンドとは升目とベアリングバーが残った状態をいいます。
オープンエンドとは升目の中間個所で切断した状態をいいます。
納まりが工夫できれば、強度面からはクローズエンドをお勧めいたします。
6.オープンエンドの端末の処理方法はどうするのですか 特注仕様でエンドプレート処理(FRP板でオープンエンドを塞ぐ)を
行っております。
7.厨房や食品工場で使えますか 耐薬品性がありますので、使用することが出来ます。
8.風呂場の洗い場で使えますか 熱湯環境となるような使用は避けるようにして下さい。
9.道路に面した場所で使えますか 使用できますが、常時摩耗されるような場所では不向きです。
10.塩害(海岸線)のある場所で使えますか FRP製漁船があるように、FRPは塩害に強い商品です。よってFRPグレーチングは沿岸部で使用できます。
11.納まりの設計はお願いできますか 納まり検討(強度・固定方法・割付・下地材選定等)は前提条件(参考図・設置場所・荷重条件等)を提示頂く事により、設計可能です。
使用条件によっては、お時間を頂くケースもありますので、お問い合せ下さい
12.表面の滑り止め加工はできますか 特注仕様で砂撒き加工を施すことにより滑り止め加工とすることが出来ます。(受注生産)
13.標準品のCAD図はもらえますか 各製品ページから,担当者までお問い合わせ下さい。
6.施工例 1.最近の建築用途での実績例はどういうものですか ビル外装部(水平ルーバー・壁使い・目隠しパネル・レスキューゾーン)やモニュメント等に使用されています。
2.首都圏での施工例はどこに行けば見られますか 「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」東京都千代田区「象の鼻パーク」神奈川県横浜市などがあります。
お問い合せ下さい
3.採用事例を教えてください 「大手町一丁目地区第一種市街地再開発事業」や「象の鼻パーク」等に
使用されています。
4.施工写真を見たいのですが 弊社WEBサイトに参考例写真がございます。
GSタイプ土木系施工写真 GSグレーチング 建築用途実績写真
PLグレーチング
7.その他 1.納期はどのくらいかかりますか GSタイプFRPグレーチング一般タイプ7〜10日程度
(10枚程度 切断加工有り 標準仕様)
GSタイプFRPグレーチングクリアタイプ10〜14日程度
(10枚程度 切断加工/クリア塗装有り 標準仕様)
特注仕様・大口物件等は御打合わせにより決定となります。
2.設計価格は(標準価格表は)どうですか GSグレーチングの製品ページの価格表をご参照下さい。
3.どこから購入できますか 木材系商社様・金属系商社様・建材販売店様等から
お買い求めできます。販売店様が不明の場合、弊社へお問い合わせください。
4.ラグラーチェ®とはなんですか AGCが開発したポリカーボネートシートとFRPグレーチングを
組み合わせた商品です詳細はこちらから
5.光パサール®とはなんですか 通常のGSタイプグレーチングは直角方向でFRPバーが配向されています。
これに対して光パサール®は斜め方向にFRPバーが配向されています。
6.金属グレーチングとの違いは FRPグレーチングと金属製グレーチングを比較すると、
軽量性・耐薬品性・耐食性に優れておりFRPグレーチングのクリアタイプには独特の半透明性があります。
7.1枚でも購入できますか 1枚からでも購入できます
8.カットサンプルを送ってください 各製品ページから,担当者までお問い合わせ下さい。
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