プラアロイ®(引抜) Q&A
大分類 | 詳細の質問 | 回答案 |
1.素材 | 標準的な引抜材料構成は何ですか | 不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維(ロービングやマット)です。 |
標準的な引抜の製造工程は | FRPとは?の引抜成形をご覧ください。 | |
標準的な引抜の色は | 在庫品は白が中心になります。 | |
特殊色で製造可能ですか | 可能です。どの程度まとめて製造できるかがポイントです。担当者にお問い合わせください。 | |
反りとねじれはどの程度ですか | 担当者までお問い合わせください。 | |
使用済みの引抜材はリサイクルできます | リサイクルできます。セメント製造時の原燃料に使用されています。 | |
材料に有害物質は含まれていませんか | 実用上有害な物質はございません。 | |
ガラス繊維が表面にでてきませんか | 環境にもよりますが、長期間の屋外暴露により露出します。 | |
ガラス繊維に有害性はありませんか | IARC(国際がん研究機関)で、ガラス繊維(GF)は発がん性における評価は、グループ3(ヒト発がん性に分類し得ない)となっています。 | |
破断した時に、ガラス繊維は目視でわかりますか | 確認できます。 | |
薄肉のパイプはできますか | 2mm程度となります。ご相談下さい。 | |
カーボン繊維を使用したものはありますか | 受注生産で可能な場合があります。担当者までお問い合わせください。 | |
透明・透光製のあるものはありますか | 透光性あるものは可能です。完全な無色透明は出来ません。 | |
使用樹脂はオルソ系ですか、イソ系ですか | 一般品はイソ系が中心です。詳細はお問合せ下さい。 | |
ビニルエステル樹脂品はありますか | 受注生産での対応となります。担当者までお問い合わせください。 | |
2.形状 | 標準的な引抜の断面は | カタログダウンロードでご確認ください。 |
引抜材の長さはどの位まで可能ですか | 製法上は長尺品も可能ですが、輸送の関係で10m程度となります。(細物は100m巻きなどもあります) | |
引抜材の断面サイズはどの位まで可能で | 最大幅1m程度、最大高さ300mm程度とお考え下さい。 | |
板厚は何ミリ〜何ミリまで可能ですか | 品種により異なりますが、2.5mm〜10mmが一般です。 | |
特殊な形状はできますか | 担当者までお問い合わせください。 | |
長手方向に段差はつけられますか | できません。その場合は連続プレスという製法で対応できる場合もあります。 | |
カタログ記載以外の形状はありませんか | あります。担当者までお問い合わせください。 | |
特殊形状の対応は可能ですか | 金型を製作すれば対応が可能な場合があります。お問合せ下さい。 | |
曲がったものは作れますか | 作れません。 | |
3.性能 | 幅(横)方向の強度とは何ですか | 長さ方向と幅方法とで強度特性が異なります。詳細はお問合せ下さい。 |
水道関連(飲み水)用途に使用しても良いですか | 水道用資機材の浸出試験確認済みですので、対応も可能です。詳細はお問い合わせ下さい。 | |
オゾンガスで消毒したいですが大丈夫ですか | 条件によってはかなり厳しいと言えます。お問合せ下さい。 | |
温度による物性変化はありますか | 低温域ではむしろ上昇しますが、高温域では強度低下する傾向になります。具体的な使用方法に従って、検討が必要です。お問合せ下さい。 | |
燃焼性能はどうですか | 基本的には可燃性ですが、難燃性を付与することが可能です。 | |
有毒ガスはでますか | 一般の可燃物が燃焼する場合と同様です。特別に強い毒性があるということはありません。。 | |
温度変化による変形はありますか | 高温で簡単に軟化することはありませんが、高温下で荷重をかけますと、変形が大きくなることがあります。 | |
耐薬品性能は | 金属のような腐食はありませんが、耐食性を目的に製造した薬品タンクなどに比較すると耐食性はやや落ちると考えられます。 | |
液送管に使えますか | 標準品では不向きです。お問合せ下さい。 | |
耐熱温度はどうですか | 60℃程度までは特別な配慮はいりませんが、使用条件によって検討が必要です。 | |
耐候性はどうですか | いままでの実績などから、強度低下は比較的少ないと考えます。外観上では表面の荒れが進行しますので、必要な場合は塗装をお奨めします。 | |
機械的物性を指定しての製造は可能ですか | 受注生産で可能な場合もありますが、まずはお問合せ下さい。 | |
4.加工 | 自分で切断加工できますか | 切断工具(電動工具 丸鋸・サンダー・ジグソー/エアーツール等)により、切断可能です。切断個所の仕上げとして、サンダーやサンドペーパーで仕上げすることをお勧め致します。 |
塗装はできますか | 塗装可能です。「日本塗料工業会色見本帳」「PANTONE®」「DICカラー®」や、「現物色見本による色合わせ」により色指定できます。 塗料は「アクリル変性ウレタン塗料」や「フッ素塗料」が一般的です。 |
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溶接はできますか | できません。接着材での接着となります。 | |
接着はできますか | できます。エポキシ接着剤が一般的です。接着個所は前もって表面荒らしをしておきます。ただし、接着で大きな力を伝達することはできないと考えて下さい。 | |
曲げ加工はできますか | 熱硬化性樹脂のため軟化溶融はなく、二次的な曲げは出来ません。 | |
塗装厚さはどれくらいですか | 下地に紫外線を透過させないために30ミクロン程度は必要です。2コートした方がよいでしょう。 | |
孔あけはできますか、工具は何を使用しますか | 鉄工用ドリルをご使用下さい。刃の種類は三ツ目キリが一般的です。 | |
タップはきれますか | 切ってもネジ山強度が発揮されず、不向きです。 | |
切断公差はどうですか | 一般には定寸は±5mmです。ご指定の精度がありましたらご相談下さい。 | |
5.設計 | 接合方法はどうですか | 接着材による簡易接着、オーバレイ接合、リベットボルトなどによる機械的接合になります。 |
比重はどのくらいですか | 1.6〜2.0 | |
FEM解析をしたいのですが、データはもらえますか | ご相談下さい。 | |
標準品の図はもらえますか | PDFでお出しできます。 | |
6.施工例 | 施工例はどこに行けば見られますか | 用途によりご紹介いたします。お問合せ下さい。 |
採用事例を教えてください | 50年近くの実績がありますので、どういう分野なのか、是非具体的にお問合せ下さい。 | |
施工例写真を見たいのですが | 弊社のサイト中でご覧いただけます。 | |
7.その他 | 納期はどのくらいかかりますか | 在庫品は一週間、その他は1〜2ヶ月となります。 |
どこで製造しているのですか | 神奈川県相模原市の本社です。 | |
どこから購入できますか | 担当者にお問い合わせ下さい。 | |
非標準品の製造最小ロットはどのくらいですか | 品種により異なりますが、1000m程度となります。ご相談下さい。 | |
カットサンプルはもらえますか | 可能です。 | |
試作はしてもらえますか | 担当者にご相談下さい。 | |
内部に発泡材を詰めたりできますか | 詰めた実績もございます。外注での対応となりますのでご相談下さい。 | |
販売の最小単位、販売ロットはどれくらいですか | 1本から対応いたします。 | |
主にどんなところに使用されていますか | 弊社のサイト中でご覧いただけます。 | |
切断粉を吸い込んでも大丈夫ですか | マスクなどを着用し、防止してください。 | |
海外へ輸出できますか | キャッチオール規制に沿って管理することになります。 | |
引抜ってなんですか | FRPとは?をご覧ください。 |